2013年 07月 14日
「ダーウィンが来た!」でヘラジカ
ご覧になった方もいらっしゃると思います。
番組の取材の舞台はカナダだったので、アメリカヘラジカでしたね。
ヘラジカはシベリアヘラジカとアメリカヘラジカの2亜種に分かれるそうです。
以下は川崎市のHPからの転載です。
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シベリアヘラジカ (2012年8月21日)
学名: Alces alces cameloides
英名: Siberian Elk
分類: 偶蹄目 シカ科
原産地など: ヘラジカは世界最大のシカです。シベリアヘラジカとアメリカヘラジカの2つの亜種に分かれ、それぞれヨーロッパやアジア、北アメリカの亜寒帯から寒帯に広く分布しています。森林地帯に住み、ブナ科の木の葉を好んで食べます。オスには大きく立派な枝角が生えますが、メスには角が生えません。
現在、国内でシベリアヘラジカを飼育しているのは当園だけです。2012年4月14日、メスの「ユキ」が死亡したため、その姉である「ポロウ」が国内最後の1頭となりました。
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(「ダーウィンが来た!」では、ジュンサイも好物だと言ってましたね。)
私が会ったことのあるヘラジカは、
横浜市金沢動物園で飼育されていた、アメリカヘラジカの「ウィロー」くんと、
川崎市夢見ヶ崎動物公園で飼育されていた、シベリアヘラジカの「ユキ」、
そして、今も夢見で頑張っている、ユキのお姉さん「ポロウ」です。
2011年9月14日に15歳3ヶ月で亡くなったウィローくんの写真を探してみたところ、2010年3月に撮影したものがありました。ボヤボヤです。
雄の立派で美しい角が、落角した直後の時期だったようで。。。
この後にも行っているのですが、写真には残しておらず残念です。
ただ、ウィローくんのこれまで落ちた角が順番に展示されていて、ダーウィンでも言っていたように年々大きくなっていった角の立派さに驚いたのを覚えています。
また、一頭で寂しいなぁと思ったのですが、写真にも映っている黒鳥と、他にもレアと一緒に展示されていたと記憶しています。
現在では、日本でヘラジカに会えるのは川崎市夢見ヶ崎動物公園だけ。
そこにいる、シベリアヘラジカのポロウ(♀ 15歳)だけです。
7月のこの猛暑の中、ポロウは大丈夫かなと本当に心配になるのですが、、、会いに行ったところ、やはり暑さに息が上がり辛そうでした。
ひたすら耐えているといった感じでした。
会いに行かれる方は、どうかポロウに優しく声をかけてあげてください。
ただでさえ暑さで参っていると思うで、大きな声で呼んだり、休んでいるのを邪魔したりしないであげてくださいね。
それでは、暑さを耐え抜くポロウの写真です。
まつ毛が長くて美人なポロウ
後ろ姿
ポロウの目の前に、小さな実のなっている木がはえていました。
耳だけを時折動かしていました。
優しい顔のポロウですが、懸命に暑さに耐えています。
ポロウのナイトルームは冷房完備です。
通常は16時前後にナイトルームに帰っていきますが、この猛暑では、ポロウの体調を優先して、ナイトルームにいる時間を長くする可能性があるかもしれません。
「ダーウィンが来た!」でメスのヘラジカの声が聞けましたね。
あの声と同じような声をポロウも出します。
飼育員さんに対してあの声を出すので、求愛というよりも、甘えているのかなぁと思います。
あの声を聞くには、ポロウがナイトルームに帰る際、飼育員さんが迎えに来た時がチャンスです。
ただ、この猛暑ですので、ナイトルームに帰る時間は通常通りではないかもしれないので、ご了承ください。
ポロウには、全国北から南まで、たくさんのファンがついています。
ポロウを心から応援してくれているし、ポロウに会いに来てくれようとしてくださっている方もいます。
どうか、ポロウちゃん、みんなの思いをパワーにして、この夏を乗り切ってね。
みんな、ポロウに会えることを楽しみにしています!
(追記:「ダーウィンが来た!」で、仔ヘラジカの姉妹(兄弟)を見たとき、夢見のポロウとユキも小さいときはあんな姉妹だったのかなぁと思いました。可愛かったですよね。赤ちゃんの頃からポロウとユキを見てきた飼育員さんは、どんなお気持ちでいらっしゃるのでしょうね。胸がじーんとなりますね。)