2013年6月の終わり、福山市立動物園。

久しぶりのふくずーでの目的の一つは、川崎市夢見ヶ崎動物公園からふくずーに引っ越したハートマンヤマシマウマのオリーブに会うことと、オリーブの赤ちゃん時代の写真を飼育員さんに渡すことでした。

園に到着したのがちょうど職員の方々のお昼時で、最初に声を掛けさせていただいた飼育員さんがすぐにシマウマ担当の飼育員さんを呼んでくださり、写真をお渡しすることができました。
とても喜んでくださったので本当に良かったです。

オリーブは2011年8月9日に、父ビリーと母ミドリの間に生まれました。
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オリーブが生後1ヶ月頃の写真です。
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母馬ミドリと。
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オリーブは、2012年10月2日に夢見から福山へお嫁入りしました。
福山には、伊豆アニマルキングダムから2012年4月に来園したイチローという名のハートマンヤマシマウマが、暮らしていたのですが、とても悲しいことに今年の4月頃に亡くなったようです。
飼育員さんにお聞きしたところ、突然の病気で亡くなったそうで、オリーブとはとても仲が良かったので本当に残念だとのこと。
ハートマンヤマシマウマは今年の1月に夢見でキララ(オリーブの妹)が生まれた時点で、国内で16頭と、数が大変少ないのですが、元々飼育している園も少ないため、ペアを作るのも難しいそうです。

ふくずーに馴染んでいたオリーブ
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飼育員さんにはとても懐いていて、甘えていました。
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飼育員さんもとても可愛がってくださっていて、安心しました。飼育員さんはオリーブやハートマンヤマシマウマについていろいろお話してくださいました。
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「キリンのふくりんとも仲がいいんですよ~」と教えてくださったのですが、、、その様子は後ほど(*^_^*)


さて、そのふくりんはというと、、、
立派な雄キリンに成長していました。でも相変わらず、ちょっと面白くて可愛いふくりんです。
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今年の4月に愛媛県のとべ動物園からお嫁入りした柑麟ちゃんとも仲良しのようです。
なんだか鏡みたいですね。
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観察していると、柑麟ちゃんがこっちに来てくれました!
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柑麟ちゃんに見つめられ、、、微笑んでくれたようで、、、
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たまりませんね(♡ ♡)

柑麟ちゃんに心奪われていたら、、、ふくりんが邪魔しにきました。
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邪魔しに なんて言ったら怒られますね。仲のいい二頭の様子に幸せな気持ちになりました。
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体格差があるのでまだフェンスで隔てているそうですが、こんなに仲の良さそうな様子を見たら、柑麟ちゃんを送りだしたとべの方たちもさぞかし喜ばれるでしょうね。
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さてさて、ふくりんには、仲良しさんがもう一頭。
そう、ハートマンヤマシマウマのオリーブです。

「仲いいんだよ~」と得意気なふくりん。
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長い首を伸ばしてオリーブにタッチ。
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ふくりんがあんまりしつこいと、、、オリーブ「もぉ~ ふくりんしつこい~」
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でも、オリーブもこの場から離れようとしないので、ふくりんのこと好きなんだと思います。スリスリ~な二頭です。
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あんまり見ていると、「お客さん、見すぎですよ」とふくりん(^_^;)
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オリーブが大事にされていること、ふくりんと柑麟ちゃんが仲良くしていること、さらにはオリーブとふくりんが仲良しであることまでわかって、収穫いっぱいのふくずーでした。
ふくりんと柑麟ちゃんの同居が始まったら、今度は3頭で仲良くしてね♪


<2013年7月追記>
福山市立動物園で撮影したオリーブの写真を、オリーブのふるさとである川崎市夢見ヶ崎動物公園に、後日届けてきました。
声を掛けさせていただいた飼育員さんが、わざわざシマウマの担当飼育員さんを呼んでくださいました。
本当にあ~お渡しできて良かった!!!と心から思えるほど、ものすごく喜んでくださいました。
オリーブが生まれた時から福山へ旅立つ時まで面倒を見てこられた、いわば「お父さん」なわけですから、オリーブが福山の飼育員さんに可愛がられ、キリンのふくりんとも仲良くしている様子に、目じりを下げられ「良かった良かった」ととにかく喜んでいらっしゃいました。
動物園の動物は、繁殖のため、生まれた場所から次の場所へと旅立つことは多いので、いつも動物園を楽しませていただいている来園者として、こういった形で飼育員さんに喜んでいただけたら本望だと思いました。飼育員さんの幸せは動物の幸せにもつながると思っています。

それでは、オリーブの写真をお届した際に撮影した、夢見のハートマンヤマシマウマの写真もここに載せておきます。

相変わらず美馬のミドリお母さん。最近削蹄をしてもらったそうです。シマウマの削蹄は麻酔をするので大変な大仕事だとのこと。
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キララです。2013年1月生まれ。オリーブの妹にあたります。約半年経って、大きくなりましたね。(ちなみにキララの名前投票でも私の投じた名前は採用されませんでしたw)
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キララがぶっ倒れてます。ウソです、寝ています。仔馬はリラックスが得意。キララは懐っこくて可愛いところが、オリーブお姉ちゃんによく似ていると思います。
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あらぶるビリーお父さん。いえ、別にあらぶっているわけではなく、馬がよくやるゴロゴロですね。
ミドリ・キララ親子と交代で出てきて、「やっほ~!」という感じです。
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ビリーの次は、息子のアース(オリーブとキララのお兄さん)が出てくるのですが、暑さに負けてアースが出てくる前に動物園を後にしてしまいました。アース、次はアースが出てるときに来るよ~。


夢見と福山のハートマンヤマシマウマ家族。離れてもシマウマ家族は飼育員さんや来園者に愛されて、みんな繋がっています。みんな元気で、この夏を乗り切ろう!!!
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by chappo10 | 2013-07-07 21:00 | 福山市立動物園

2012年2月、飼育チャレンジに参加した1週間後に、今度はカメラマンとしてSCZを再訪しました。

チャレンジャー2人の取材&撮影です!
開園と同時に園内へGO!!!

まずはキリンの飼育チャレンジをしているチャレンジャー1のもとへ。


ふじまる!おはよう~
ふじまる、男らしい顔つきになってきたね~
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私は2年前、初めての飼育チャレンジがキリン担当でした。
そのときにふじまるに顔を舐められた感動は今でも忘れられません。
ふじまるに会うたびに、「ふじまるは顔を舐めてくれたよね~~~」と幸福感に浸っています。

さて、チャレンジャー1がいましたよ。
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手を振ってますね・・・


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ピースしてる・・・


堂々たるチャレンジャー1とキリンたちとの写真が撮れたので、急いでチャレンジャー2のもとへ。
チャレンジャー2は、私と同じミーア担当。
キリン舎とミーア舎は結構離れているので、走って移動は汗をかくほどでした。

朝一ミーアはやっぱりいいね~
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チャレンジャー2も頑張ってるかな~

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あれ、ピースしてる・・・


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ミーアに見守られながら、ちゃんと掃き掃除やってますね。


ほら、ミーアも応援してくれてる。
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ふあぁ~
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ん?


この日は、1週間前にはまだ室内にいた5匹が外に出ていました。
また会えたね~~~
これからはミーアに会うたびに、また会えた喜びをたくさん感じられそうです。


牛たちにも見守られて掃き掃除をするチャレンジャー2をあとにし、、、
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フタクン~!!
1週間ぶり!元気?
朝一なので、フタクンと二人きり。しばらく二人でお話ができました。
途中で園長さんが後ろを通ってびっくりしたけど。


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上野動物園からお嫁に来たマヌルネコのタビー。上野で会って以来だね、こんにちは。
まだ緊張しているタビー、早く慣れるといいね。


再びキリンのところに戻ると、、、
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ふじまるがルルさんをくんくん。

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そしてフレーメン。
ふじまる、私のことも忘れないでね。。。


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幼子ガンバは、今日は立っているところを見せてくれました。
もうすぐみんなと一緒に運動場に出られるかな。楽しみだね。


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ふじまると見詰め合うチャレンジャー1。



チャレンジャー1&2は大興奮&大満足の飼育チャレンジになりました。
カメラマンの私もとても楽しく幸せな時間を過ごすことができました。
今回は、途中から友達2人も園内見学に参加してくれて喜んでくれて、すごく充実した1日になりました。

それから、この日はキリンのウララの2歳の誕生日でした。
ウララの誕生は私にとって忘れられない出来事です。
私が人生初の飼育チャレンジの日のお昼休み、事務所で昼食をとっているときに、横浜の金沢動物園から電話がかかってきて、ウララ誕生の知らせを聞いたのです。
ウララは、ブリーディングローンでSCZから繁殖のために貸し出されているミルクが産んだ子ども。
そしてミルクは、私の大好きな今は亡きタカコの最後の子どもでした。
タカコの部屋を掃除する怪しい知らない人間である私を、タカコは隣の部屋から穏やかな優しい眼で見守ってくれていました。そんなタカコの孫が生まれたという知らせ。なんとも幸運な瞬間に立ち会うことができたのです。
そして、日本最高齢だったタカコは、その年の9月、30歳と2ヶ月を生き抜いて天国へ。
寂しかったけど、今度は孫のウララがSCZに来てくれた。ウララがタカコに良く似ているんです。とても可愛い顔で。
そんな素晴らしいウララ2歳の記念日に、ウララの写真を撮っていないという大失態をやらかした私・・・・・・・
でもいいんです、私の心にはいつもタカコがいて、だからタカコにそっくりなウララもすぐ思い浮かぶんです♪


そんなわけで、、、
みんな、楽しい時間をありがとう。またすぐ来るから元気でね!!!
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by chappo10 | 2012-02-26 00:31 | 埼玉県こども動物自然公園

福山の仲間たち

2012年1月、休暇を利用して、広島県の福山市立動物園に行ってきました。

昨年4月に大幅にリニューアルし、動物たちも増えました。
アットホームなこの動物園には、魅力的な仲間がたくさん。

少しずつですが、紹介していきますね。


キリンの「ふくりん」。2010年11月にアメリカより来日した男の子。今2歳かな。
来日時よりだいぶ大きくなりました。
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お顔は子どものあどけなさがたっぷりで可愛い。
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お客さんによる餌やり体験の時間が近づいてはしゃいで走り回るふくりんです。
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アカハナグマ。
いしかわ動物園からメス1匹が、長崎バイオパークからオスとメスがそれぞれ1匹ずつ来てくれたそうです(1/12に数を修正しました)。
1匹は木箱ベッドの中で寝ていたので、テクテクと歩くもう1匹の子のみの撮影となりました。
いしかわっ子かな!?長崎っ子かな!?
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コガタヤギの男の子。香箱座り?
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パルマヤブワラビーはお食事中で、
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同居のワライカワセミは葉のついた枝を水に浸すので大忙し。
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ボルネオゾウのふくちゃん。
一人のときはタイヤで遊んだりウロウロしたり。。
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飼育員さんが来ると、飼育員さん大好きなふくちゃんはとっても嬉しい。
ふくちゃんの嬉しそうな顔を見ると幸せな気持ちになります。
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一人でホースを使って水を飲めます。
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脚をチェックして洗ってもらいます。その間に口の中もチェックしてもらいます。ふくちゃんはとっても楽しそう。
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いろいろしてもらって、はい、おしまい。飼育員さんたちからのヨシヨシ。
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ふくちゃんは昨年4月に来日10周年を迎えたそうです。
日本で唯一のボルネオゾウ。
ふくちゃんと動物園のスタッフさんたちは、故郷のボルネオの森を守り、ふくちゃんの仲間たちを守るため、ボルネオ保全トラストに協力して募金活動をがんばっています。
お客さんに餌やり体験をしてもらって、ボルネオの現状を説明し、募金してくれた方に缶バッジをプレゼント。
ボルネオの森が守られ、ふくちゃんにも仲間が来日する日が来るのを祈っています。


カピバラを見に行ったときには、打たせ湯が終わっていて余韻に浸るカピ様の姿、、、
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ケープさんは写真を撮りづらいところで高みの見物。
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爬虫類、猛獣、サルなど、まだまだいます、福山の仲間たち☆
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by chappo10 | 2012-01-10 23:28 | 福山市立動物園

フタコブラクダ
テメくんとフーコちゃん
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アムールヒョウ
ベルくん
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アミメキリン
キリコさんとメグミちゃん
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by chappo10 | 2012-01-08 23:55 | 広島市安佐動物公園

問題です☆

(2011年12月)
東武動物公園のアフリカサバンナゾーンには、シマウマがいっぱい。

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実は上の写真の中に、一頭だけキリンがいます。
さてどこに隠れているのでしょうか!??



正解は、、、

こちら!
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最初の写真では、こちらです↓
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わかりますか?
柵の向こう側に首を突っ込んで、外の木の葉を食べているんです。首の長いキリンだからこそできる技ですね。
私も最初、看板ではキリンがいるはずなのに、いない、、寝室にいるのかなと思っていました。周りのお客さんもいないねと話していました。



そんな、「頭隠して尻隠さず」のキリンのリンちゃん(2004年8月20日生まれ女の子)が、やっと柵の間から頭を引っこ抜いて、出てきました。
すると、なぜか一頭のシマウマがリンちゃんの後ろにピッタリくっついてストーキング。。。
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鼻先がリンちゃんの後ろ足にぶつかってます。
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遅れないようにせっせとついていきます。
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やがて他のシマウマたちも集まってきて。。。
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あっという間に、リンちゃんサバンナの人気者!
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シマウマに人気のリンちゃん、キリンとしては今は一人暮らしです。
同じ埼玉県内の動物園=SCZに、男の子が2頭生まれているので、いずれお婿さんとして来てくれるかもしれないね~
なんて、淡い期待を抱きながら、眺めていました。
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by chappo10 | 2012-01-04 00:31 | 東武動物公園

野毛山いろいろ

2011年1月、野毛山動物園に行ってきました。

野毛山で出会った素敵な動物たちをご紹介。

フトアゴヒゲトカゲ。野生ではオーストラリアの砂地や岩場に生息しているそうです。
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アミメニシキヘビのダン(♂)。1986年生まれ。美しいです。
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野毛山の爬虫類館は充実していて勉強になります。
ワシントン条約に違反して爬虫類が密輸されることが多く、野毛山動物園でも税関や警察に依頼された多くの密輸爬虫類を保護しているそうです。そのような内容のパネルも多く掲載されていて、動物園の役割と私たちの意識について考えさせられるものでした。
それと、寒い冬には暖房が効いているので、爬虫類館オススメです^^



ライオン夫婦のフク(♂)とシンク(♀)。
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お食事中のフサオマキザル。お食事ガイドでは、鶉の卵を上手に食べる姿を見ることができました。
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アミメキリンのヒナタ(♂)。2010年5月生まれの赤ちゃんキリン。
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美しい孔雀。園内で放し飼いになっているため間近で観察できます。
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最後は、アビシニアコロブスの赤ちゃん。2010年12月11日生まれ。6年ぶりの誕生だそうです。
ガラス越しでボヤッとしてますが、白さは伝わるかな・・・
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全身真っ白。宇宙人みたいです^^

小さな体だけど、既に尻尾がこんなに長いのには驚きました。
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お外でお食事中の大人たち。ピントが合ってませんが、なんか面白いので載せました。
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野毛山動物園は、無料で入れる動物園です。
無料ですが、とても充実していて、いろいろなところに動物園の努力が伺えます。
楽しく勉強になる動物園に大満足で、出入り口付近に設置されている募金箱には多くの人が募金して動物園を後にする姿が見られました。
感謝を形にするのも大事ですね^^


今年2011年4月1日には開園60周年を迎えるそうです。
開園60周年を記念して、さまざまなイベントも予定されているようですよ♪
皆さんもこの機会に是非、野毛山動物園に足を運んでみてください☆
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by chappo10 | 2011-02-11 23:30 | 野毛山動物園

2010年11月13日(土)

SAGA13の1日目シンポジウム2と3は英語での発表でした。


<シンポジウム2>
Ecology, behavior, and conservation of Giraffe by京都大学霊長類研究所Fred B. Bercovitchさん

キリンの生息地、生態などのお話。
発表が英語だったのと内容自体が専門的だったため、ちゃんとした感想がかけないので、興味のある方はSAGA13の当日の記録をご覧ください。

1つ印象に残ったことというか、私が知らなかったために興味深かったのが、キリンはInfrasound(人間の耳には聞こえない周波数の音)を使って遠くにいる仲間ともコミュニケーションをとって生活しているという話でした。ただ、キリンがInfrasoundを出していてもゾウのようにお腹が震えたりすることもなく、どのようなときに誰がその音を出すのかなどまだまだ解明されていないことがたくさんあるということでした。

「解明されていない」というフレーズは、この発表を通して何度も出てきたので、それだけキリンは神秘的な奥深い動物なのだなぁと、ますますキリンに興味が沸き好きになりました。

ちなみに、蛇足ですが、Bercovitchさんがキリンの絵が描かれたネクタイを着けていらっしゃるのを友達が鋭く(?)見つけました。研究者というと小難しくて堅いイメージがありますが(私だけ?)、やっぱりキリン大好きさんなんだなぁと妙に嬉しくなりました^^


<シンポジウム3>
The Present Status and Conservation of the Asian Elephant by Jayantha Jayewardeneさん

お昼を挟んで午後からは、Biodiversity & Elephant Conservation Trust(生物多様性ゾウ保全トラスト)(BECT)というスリランカのNGOでゾウの管理、保全、教育支援活動などをされているジャヤンタさんによるアジアに生息するゾウに関する発表でした。

こちらも興味のある方はSAGA13の当日の記録をご覧いただきたいのですが、、、スライドを使って写真も多用されていたこの発表は比較的わかりやすかったです。

アジア各国に生息するゾウの特徴、生息数、現状などをわかりやすく説明してくださいました。
アジアゾウと一言で言っても、スリランカ、タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、インドネシア、インド、中国など多くの国に分布しており、それぞれでゾウを取り巻く環境も違っています。
特に目立ったのはやはり、戦争や内戦で生息地を追われ数が激減してしまったという現実。また、密猟者によって殺されるゾウたち、そして人間がもたらした環境破壊によってゾウたちが人間の住む場所に出没するようになることで起こっている人間とゾウとの対立。
現地で辛く恐ろしい思いをしているのは、ゾウたちであり、そこに住む人々もまた然り。ゾウも人間も厳しい局面に立たされているのが現状です。

印象的だったのは、スリランカでの話だったと思うのですが、「Mahout」について。Mahoutとは、ゾウの言葉を操る人(ゾウ使い)のことで、この職業(地位)は世襲制だそうです。このMahout、かつては地位がとても高かった。なぜかというと、ゾウは当時の人々にとって、自動車であり、戦車であり、万能の生き物だったから。しかし、今日では、文明社会となりゾウの用途も無くなり、Mahoutたちの地位もとても低いところまで落ちてしまっている。そして、「野良ゾウ」という問題が起こっているということでした。
日本ではありえない話ですが、スリランカでは現実の深刻な問題。かつて人間がとてもお世話になり苦楽を共にしてきたであろう動物が、そのような扱いになってしまうことは哀しいことですね。でもこれは、私たちに関係ない話ではないですよね。スリランカの人たちが生活にゾウを使わなくなった背景に日本も必ず関係してきていると思います。
また、アジア全体のゾウたちの生息地を破壊していっているのも、もちろん私たちです。考えなければならないことが山積みです。

発表の後に、日本の動物園でゾウの飼育員をされている方が質問をされました。「私たち日本人がスリランカ(の人たちとゾウたち)のためにできることは何ですか。」
ジャヤンタさんの答えは、「問題を知ることと資金援助」でした。
ジャヤンタさんのNGOでは寄付金も募っています。集められた寄付金を、ゾウの保全・管理はもちろんのこと、スリランカ僻地での学校教育プログラムやゾウに親を殺された孤児の教育支援にも充てているそうです。



2つの発表は英語だったのでこちらの力不足が残念でしたが、それでもとても貴重な発表を聞かせていただき、大変ありがたかったです。

質疑応答の時には、日本の動物園のキリン飼育担当の方、ゾウ飼育担当の方がそれぞれ質問なさっていて、国境を越えて大切な動物たちへの思いを共有し、動物たちのためにできることについて真剣に意見交換がなされる場となっていたのが、完全に素人の私ですが見ていて感動しました。



イベントから1ヶ月以上経って、やっと書き上げたのですが、、、、まだ半分にも至っていない。。
この1ヶ月の間に行った動物園その他のことも書かないといけないのに・・・。
早速の筆不精ぶりですが、今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m


写真はキリンの仲間オカピです。中央アフリカ、コンゴ民主共和国に生息しています。
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アジアでもアフリカでも、私たち人間がもの凄いスピードで動物たちの生活を脅かし絶滅へと追いやっている、、、この現実を直視し問題意識を持って行動していかなければいけませんね。

(3枚ともズーラシアで撮影。)

ズーラシアのオカピさん、人に興味があるのか、ギャラリーがたくさんいても臆することなくかなり近くまで来てくれました。美しく神秘的。ズーラシアの奥のほうにいるので、閉園までに間に合うように是非見に行ってください☆
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by chappo10 | 2010-12-16 22:30 | イベント