2013年 02月 17日
シベリアヘラジカ(&仲間たち)の1年
(もっとこまめに更新すればいいのにね・・・という反省は後でするとして、、、自分用の記録でもあるので大変長くなると思います。ご了承ください。)
<個体情報>
「ポロウ」:メス、1998年6月誕生~
「ユキ」:メス、1999年5月誕生~2012年4月14日天国へ
<2012年1月>
以前の記事にも載せましたが、記録としてもう一度。
私がユキに会えたのは、そして姉妹が一緒にいるところを見られたのは、これが最後になりました。
ユキ
ユキ
ポロウ
向かって左がユキ、右がポロウ
2012年4月14日に妹のユキが亡くなりました。12歳10ヵ月でした。
元々悪かった脚が悪化し、そのために内蔵の動きが弱っていたそうです。
飼育員さんや獣医さんが優しく手当をされていたのを思い出します。ユキが鳴いていたことも思い出します。
こちらの記事に飼育員さんの思いが語られています。
「思い出ありがとう、シベリアヘラジカ「ユキ」悼む 夢見ケ崎動物公園/川崎 2012年4月25日」
“「とにかく今までありがとうと言いたい。痛い所を触られるのは本当に嫌だったと思う。よく耐えた」と、宇田さんは声を詰まらせる。”
ユキを大事に思う飼育員さんの気持ちはユキに伝わっていたと思うし、それを感じたユキに幸せな時間は確実に流れていたと私は信じています。
それからはポロウの1頭暮らしになりました。
日本で最後のヘラジカになります。口蹄疫の影響で偶蹄類であるヘラジカの輸入は禁止されているそうです。
(朝日新聞「シベリアヘラジカ 国内で最後の1頭に 2012年05月11日」)
ユキが亡くなってしばらくは、ポロウは神経質になり食欲も落ちていたそうです。
(夢見ニュースVol.24)
<2012年6月>
ポロウに声をかけたら近くに来てくれました。
心配していたこちらの気持ちをわかってくれたかのようでした。慰めるつもりがこちらが励まされるといういつものパターンです(^_^;)
運動場に生えた青草を美味しそうに食べていました。
この日は、4月に仲間入りしていたケープハイラックスのエルモにはじめまして。
安佐から一緒にやってきた兄弟のエースが5月11日に亡くなり1人になってしまいました。
人が好きなので寄ってきてくれました。ようやく少しずつ元気を取り戻してきたところです。
この日はマーコールの赤ちゃんが遊び
ハートマンヤマシマウマのお腹のチャックが見えました。
<2012年7月>
同じく暑さが苦手なアライグマ
飼育員さんに甘えるロバ
おっとっと!ハートマンヤマシマウマ
エルモは元気にダッシュ
ブラウンキツネザルとワオキツネザルが仲良しなのも夢見ならでは
<2012年10月>
涼しくなってきて元気を取り戻してきたポロウ。
エルモ
飼育員さんに甘える
6月に生まれたレッサーパンダの赤ちゃんカリンちゃんは、お母さんのアンちゃんに甘えます。
<2013年1月>
元気そうでした。
穏やかな表情です。
この日は偶然にもハートマンヤマシマウマのミドリの赤ちゃんの初公開日でした。
生後3日の赤ちゃんを飼育員さんも近くで見守ります。
エルモは防寒シートの向こう側でふて寝?
<2013年2月>
ハートマンヤマシマウマの赤ちゃんが少し大きくなっていました。
生後20日ぐらいです。
ブラウン団子にワオも混ざる。寒い日でした。
ポロウは来園者に近いところで休んでいます。
ポロウの耳
ポロウの鼻
ポロウの脚
16時頃、飼育員さんが迎えにきました。起き上って飼育員さんを見つめます。
ナイトルームに戻る前にトイレを済ませるポロウ。
ポロウがすごく鳴きました。飼育員さんに甘えているのか、言いたいことがたくさんあったのか。一生懸命話しているようでした。おやつをもらいます。
まだ帰りたくなかったのか、それとも脚が痛いので動くのがイヤだったのかわかりませんが、おやつをもらいながら進みます。
脚が痛く歩くのが辛そうで手当てをしてもらっていました。
ご褒美のおやつと
ご褒美のハグ
そして2人で並んで部屋に入っていきました。
部屋の中でも、飼育員さんはポロウの全身を撫でて、脚の手当もされているようでした。
私はポロウが大好きです。
脚の痛みが緩和されること、飼育員さんと穏やかな日々を過ごせることを心から祈っています。
まずは今年の6月に15歳になるポロウをお祝いできることを楽しみに応援したいと思います。
ポロウ大好き。