福山のシロテテナガザルたち

(2012年1月)

シロテテナガザルはヒト上科です。
ヒト上科はテナガザル科とヒト科に分かれ、ヒト科は4属に分かれます。
先日、「よゐこの旭山動物園日記2011」の再放送を見ていたら、サルはブラキエーション(腕渡り)ができない、その理由はサルは犬のように肩甲骨が縦についているから腕を上に上げられないため、一方ヒトの仲間は肩甲骨が横についているから腕を上に上げることができる という説明を飼育員さんがされていました。で、それをよゐこの濱口さんがサルの展示場にその違いと仕組みがわかるような仕掛けをしてお客さんに解説していたのでした。
ヒト上科(テナガザルとヒト科4属)は、肩甲骨が横についているという理解であってますかね。
類人猿(類人)とサルとの違いは身体や心においていろいろあるようですが、わかりやすいのは類人猿には尻尾がないこととブラキエーションができることかな、、、と思ったのですが、クモザルもブラキエーションするし、、、それについては検索すると研究結果も出てくるけど難解でよくわかりませんでしたが、クモザルは類人猿と多くの類似点を持つらしいです。。。(適当にまとめた・・・(>_<))


では、福山市立動物園のシロテテナガザルさんをご紹介します。

栃木県の宇都宮動物園で人工哺育で育った「テクテク」ちゃん。(デジカメは動物園では常にフラッシュをオフにしているのですが、それとは別に、暗いところで撮影しようとすると赤い光線?のようなものが出る時があるので、デジカメは使わずiPhoneのみで撮影しました。)
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2007年11月8日に福山市立動物園に来たそうです。
アンソニー君とのお見合いがまだ続いているのか?交替でお外に出ているのか?ちょっとわからなかったのですが、室内にいて、看板は来園当時のままでした。
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このテクテクちゃん、人工哺育だったせいか、人間と遊ぶのが好きなようです。
私がガラスの前に行くと、最初は奥のストーブの前でこっちを見ながらゴロゴロしてましたが、しばらくするとガラス前に来てくれて、遊んでくれました。私のiPhoneに興味があったようで、じっと見つめていたので、iPhoneに入れているアプリの鏡をテクテクちゃんに見せました。自分が映っているのに気がついたかはわかりませんでしたが、じっと見ていました。途中で、そうだ!テクテクちゃんとツーショットを撮ろう!と思い、iPhoneカメラを自分撮りにして、ガラスを隔てて2人で並んで撮りました。私も興奮していたせいか、上手く撮れなかったんですけど・・・(^_^;)
写真は、iPhoneを見つめるテクテクちゃんです。
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可愛くて可愛くて、、、テクテクちゃんのことをネットで調べていたら、テクテクちゃんを育てた飼育員さん(=テクテクちゃんのお父さん)のブログを見つけまして、お別れの日の記事を読むと、テクテクちゃんを飼育員さんがどれだけ愛していたかがよくわかりました。


次に、外に出ていた「マリ」と「アンソニー」。

手前にいた子がたぶん「アンソニー」。
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奥で寒そうにしてる方がたぶん「マリ」。
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平成17年に飼育員さんが書いたこちらの記事では、「当園では、2003年4月21日に宝塚動植物園からやって来た♂の “アンソニー” と♀の “マリ” の2頭を展示しています。♀の “マリ” は、1968年3月24日第1回目の出産以来、1993年1月9日までに29頭の赤ちゃんを出産し、94年にギネスブックに記載され、その後も出産は続き、計33頭を出産しました。一緒に住んでいる “アンソニー” は、彼女の最後の子供です。」とあります。

Gainの家系図では子どもは28匹しか掲載されていませんが(現在データベース化作業継続中とのことです(2012.01.13追記))、その内で存命なのは、釧路の「ミク」、鯖江の「ミヨ」、そして福山の「アンソニー」です。
もう亡くなっていますが、昔テレビでよく見ていたムツゴロウ王国の「ナナ」ちゃんもマリの子だったことに驚きました。
鯖江のミヨはテツとの間に3匹の子を産んでいて、市川の「コテツ」、鯖江の「アイ」と昨年11月に産まれた赤ちゃん(名前未定)が、マリの孫にあたります。
また、2010年に9月に亡くなった福知山の十三子さんは昨年34歳で亡くなったクロさんとの間に5匹の子を産んで、いしかわの「サクラ」、羽村の「さつき」、福知山の「福」と「知」と「山」の3姉妹が、マリの孫にあたります。
さらに、いしかわのサクラがルークとの間に産んだ「クク」と「キキ」(1/14追記)、そして羽村のさつきがちゃとの間に産んだ「おかゆ」と「きなこ」は、マリのひ孫にあたります。

全国の子どもたち、孫たち、ひ孫たち、お母さんでありおばあちゃんでありひいおばあちゃんであるマリは、福山で頑張っていますよ~ みんなもマリに似て元気に長生きしてくれますように。


ここから、ちょっと話がそれますが、マリちゃんのことをネットで調べていたところ、宝塚動植物園が閉園してそこで飼われていた動物たちが国内外の動物園に移動したという記事がいくつかあり、ゾウの「サクラ」が韓国の動物園に移動したというのが特に取り上げられていました。
国内なら情報も得やすいし会いにも行けるけど、海外となると、「サクラ」を好きだった人たちは寂しく心配な思いをしただろうと思います。それで、「サクラ」について調べてみたら、『閉園した宝塚の動物園のゾウ、韓国で元気に暮らす』という記事を見つけました。2009年の記事ですが、これを読むと、広大な敷地で複数のゾウと一緒に暮らし、飼育員さんにも愛されているようで、安心しました。感謝です。
ソウル動物園のサイト(日本語版)でも、人気動物ベスト「日本からやってきた愛嬌満点スターゾウ、サクラちゃん」と紹介されています。
このサクラのことは、『サクラ―日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語』(キム・ファン著、学習研究社刊)という本にもなっているようなので、読んでみたいと思います。

動物の移動にはその陰にたくさんの人の愛と涙があると思います。日本中、世界中、どこに行っても、動物たちが幸せに暮らせる、そんな世になるようにしたいですね。

文章がすごく長くなりましたが、今回の福山シロテテナガザル編はこれでおしまい。
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by chappo10 | 2012-01-12 23:39 | 福山市立動物園